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いつやめる?買う前に考えたい「つみたてNISA」の出口戦略

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

 

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「つみたてNISA」をとりあえず始めてみたものの、日々の株価が気になり、下った時は売ったほうがいいのではないかと、心が穏やかに過ごせない思いをした方もいるのではないでしょうか。

株式投資は買い時よりも売り時が難しく、私も、売り時を逃して後悔することが多々あります。

今回は、「つみたてNISA」の出口戦略を買う前に想定しておくことで、後悔しない「つみたてNISA」の取り崩し方について考えていきたいと思います。

 

 

「つみたてNISA」の売却方法

まずは、具体的な売却方法を確認してみます。

「つみたてNISA」で購入した商品は期間ごとに管理されており、売却する場合、先に買った年の分から売られていきます。これを、先入先出方式と言います。

例えば、2018年~2020年まで積立設定した「eMaxis Slim全世界株(オール・カントリー)」を一部売却する場合は、自動的に2018年に購入された分から売却されます。

 

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このように、「つみたてNISA」で売却注文をする時は、積立した年での指定はできず、金額や口数の指定となります

 

ここで注意しておきたいのは、投資信託の売却は、申込日と約定日(売買が成立した日)が異なるということです。個別株やETFと違い、申込み時点での株価が受渡金額となるわけではありません。

これも投資信託が短期売買に向かない理由となっています。

 

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 参考:楽天証券の「つみたてNISA」売却画面

 

買う前に投資目的を考える

売却の時期は、「つみたてNISA」の運用目的をはっきりさせるとイメージしやすいと思います。 

 

何のための投資なのか

「つみたてNISA」の最大のメリットは、最長20年という長期の非課税期間にあります。

【過去記事】 

www.yasukofu.jp

 

長期で積立投資を行う目的として、子供の学業に必要なお金への保険、老後の生活資金のような将来への備えを目的とした資産形成が思い浮かぶと思います。

  • お金が必要になった時の軍資金
  • 老後に取り崩すための年金資金
  • 不労所得を得るための分配金を目的とした資産 など

出口戦略を決める上で軸になる事なので、自身の状況に合わせて考えてみてください。 

 

無理のない積立設定となっているか

「つみたてNISA」は1年あたり40万円まで非課税で投資できますが、当然、40万円すべてを使い切る必要はありません

収入に少し余裕のある年は、少し投資する金額を多めにしてみたり、無理せず、自分にあった金額で積み立てれば良いと思います。

 

株価が下っても売らずに我慢する

20年の間には、リーマン・ショックやコロナ・ショックのような株価の大暴落が来ないとも限りません

歴史的に、暴落は10年に一度起きていることを考えると、むしろ必然とも言えるでしょう。

そんな時は慌てずに下図を思い出しましょう。

米国株式(S&P500)の長期のチャートですが、上下動はあるものの、長期では株価が上昇していることがわかると思います。

 

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引用元:Yahoo Finance

 

ニュースなどで株価の暴落が大きく話題になったとしても、慌てずに、毎月積み立てを継続すれば、後々、その時買った投資信託が大きな利益をもたらしてくれるかもしれません。

 

「つみたてNISA」の出口戦略1

投資目的をイメージしたところで、「つみたてNISA」の売り時について考えてみます。

 

売却しないことが基本戦略

基本戦略としては、できるだけ長く保有し、非課税のメリットを最大限に享受することがよいと思います。

「つみたてNISA」で投資するようなインデックス型の投資信託を購入するということは、先程の米国株式(S&P500)の長期のチャートをみてわかるように、国や世界の株式が右肩上がりに推移する(値上がりする)という期待値に投資しているからです。

 

どうしても必要な時は必要な分だけ売却

最長20年と長い非課税期間がある「つみたてNISA」ですが、現金がどうしても必要な時もあるかもしれません。

そんな時は必要な分だけ売り、残りは引き続き保有するのが良いと思います。

 

長期投資をすることで、複利効果により利益が拡大していくからです。

複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、利息が利息を生む効果のことです。

 

例えば、年40万円で20年間投資すると、合計800万円を投資できるのですが、

年利5%で運用したとすると、570万円の運用益が期待できます。

 

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金融庁HP『資産運用シミュレーション』にて試算

 

「つみたてNISA」の出口戦略2

購入から20年後に非課税期間は終了しますが、その時点で投資信託を売却する必要はありません。NISA口座から一般口座に自動的に移されるので、必要になったタイミングで取り崩していきましょう。

 

”定額”ではなく”定率”で取り崩す

老後資金等の生活資金の一部として取り崩していく場合、定額ではなく定率で取り崩していくと資産が長持ちします

定額で取り崩すと、株価が高い時には少ない量の口数を売ることになるのでいいのですが、株価が低い時には多くの口数を売ることになり、運用資産の減少を加速してしまいます。

 

例えば、保有資産の4%で保有資産を取り崩していくと、貯蓄が30年以上持続する可能性は95%に達します。

【過去記事】 www.yasukofu.jp

 

取り崩しの期間は、年に一度でなくても、半年に1回、月に1回など、いつでも構いませんが、1年分の生活費として足りる利益が出ている時にまとめて1年分を取り崩すのが、理にかなった取り崩し方ではないかと思います。

 

必要になったら取り崩す

 緊急時の軍資金として積み立てたのであれば、目的通り、必要になった時に取り崩しましょう。

それまでは、利益を期待して一般口座でもしっかり運用した方が良いと思います。

ただし、天国にお金を持っていけないことは言うまでもありません。

ある程度の年齢になったら自分が安心して生活できる分だけを残して、残りは現金化するのも一つの手だと思います。

 

まとめ

「つみたてNISA」の出口戦略について考えてきましたが、あまり難しく考えず、必要な分だけを取り崩していけば、長く堅実な運用が可能であることを、理解していただけたと思います。

 

最後に確認しておきたいのは、 投資は「目的」ではなく「手段」だという事です。

「つみたてNISA」についての運用ルールを自分なりにイメージできたと思いますが、その方法に固執しすぎるあまり、投資が目的となってしまってはもったいないです。

お金は、どのように使うかが重要です。使えるうちに使って人生を楽しむことを忘れないようにしたいですね。