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今からでもメリットあり?「ジュニアNISA」の基礎知識

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

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「つみたてNISA」で投資信託を運用していて、子供のいる家庭の方は、「ジュニアNISA」にも興味をもったことがあるのではないでしょうか。

あまり人気のなかった「ジュニアNISA」も、2020年の法改正によりメリットが多くなり、使いやすくなったという話を聞いたことがあるかもしれません。

 

しかし、「ジュニアNISA」は複雑なので、どんなメリットがあり、何に気をつけて運用すればいいかよくわからず、放置している方も多いと思います。

 

そこで今回は、「ジュニアNISA」をわかりやすく整理し、利用すべき制度なのかを確認していきたいと思います。

 

 

「ジュニアNISA」とは

「ジュニアNISA」の概要を「つみたてNISA」と簡単に比較してみます。

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「ジュニアNISA」は、運用期間が5年と短く、また、子供が18歳になる前に口座から払出しをしようとすると、過去にさかのぼって課税される仕組みとなっています。

この点が、使い辛く、口座開設数が伸びない原因となっていたと言えます。

 

しかし、2020年に廃止が決まったことで制限が一部改正され、赤字で示したようにデメリットが軽減されました。

 

「ジュニアNISA」の改正点

2020年の法改正により、「ジュニアNISA」についても制度の変更がされました。

「ジュニアNISA」変更の要点は、下記のとおりです。

 

2023年で新規投資は終了

「ジュニアNISA」は、「一般NISA」や「つみたてNISA」と比較して、口座開設数が少ないことを理由として、2023年に廃止されることが決定しました。

 

いつでも非課税で払い出しOKに

制度の廃止により2024年1月1日以降は、ジュニアNISA口座を廃止して、全額出金すれば、いつでも非課税で払い出し可能となりました。 

 

(2)未成年者口座の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置(ジュニアNISA)について、次の措置を講ずる。

①未成年者口座開設可能期間は延長せずに終了することとし、その終了にあわせ、令和6年1月1日以降は、課税未成年者口座及び未成年者口座内の上場株式等及び金銭の残額について源泉徴収を行わずに払い出すことができることとする。

令和2年度税制改正の大綱 : 財務省

 

子供の進学等に合わせて急遽資金が必要になった場合などは、口座を廃止することで現金が取り出せるので、使い勝手がかなり良くなったと言えます。

 

18歳になるまで非課税で保有可能

2023年の制度終了時に18歳になっていない子供は、非課税期間(5年)の終了した金融商品を継続管理勘定に移管(ロールオーバー)することで、引き続き18歳になるまで、非課税で保有することが可能となりました。

 

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2024年以降は追加購入できませんが、18歳になるまでは「ジュニアNISA」で購入した商品を継続管理勘定にロールオーバーでき、売却するまで非課税で継続保有することができます。

  

「ジュニアNISA」を今始めるメリットはあるか?

18歳になるまで非課税で運用できる「ジュニアNISA」ですが、今始めてもメリットが有るのかを考えてみます。

 

資産がプラスとなる期待値

運用をした結果、運用成績がマイナスになってしまった場合、残念ながら非課税の恩恵を受けることはできません。

そこで、何年保有すればリターンが安定するのかを過去の実績から読み取ります。

米国株式(S&P500)の場合、15年以上保有することでマイナスがなくなっています。

 

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 出典:バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー』

 

このように、長期間保有すれば平均リターンは安定するため、「ジュニアNISA」についても長く保有することを前提とした運用が良いと考えられます。

少なくとも5年以上、できれば15年以上保有することで、プラスとなる期待値が高まりそうです。

 

上図のもう少し詳しい解説は、過去記事を参照してください。

【過去記事】

www.yasukofu.jp

 

何歳であれば始めるべきか

「ジュニアNISA」については、各々のリスク許容度を考えて、より慎重に活用するかどうか検討しましょう。

 

2021年時点で18歳の場合

2021年と2022年の投資金額で、それぞれ5年間非課税運用が可能です。

ただし、2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳になるため、2023年は「ジュニアNISA」では投資できません。

つまり、18歳の子供でも最低5年間は非課税で保有可能であることがわかります。

 

2021年時点で6歳の場合

「ジュニアNISA」で最後に投資することができる2023年で8歳となり、そこから10年間非課税で保有することが可能です。

10年程度であれば、平均リターンはかなり安定してくると考えられます。

 

2021年時点で1歳の場合

2023年で3歳となり、そこから15年間非課税で保有することが可能です。

過去のデータから見ると理想的な運用期間と言えます。

 

リスク許容度の確認方法も、過去配信していますので参考にしてみてください。

【過去記事】

www.yasukofu.jp

 

ロールオーバーの手続き方法

継続管理勘定へのロールオーバーは、自動的に移管されるのではなく、申込みが必要です。

口座名義人宛に郵送されてくる申込書類を返信する手続きを行ってください。

 

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楽天証券HPより抜粋

 

このように、ロールオーバーは書面での手続きが必要となるので、忘れないように注意しましょう。

 

まとめ

  • 「ジュニアNISA」は18歳まで非課税で保有可能
  • 今からでも、運用期間は5年以上。1歳の子供は15年以上非課税運用が可能
  • 18歳までの非課税運用はロールオーバーが必要なため、忘れないように注意

「ジュニアNISA」は、子供の年齢によってはメリットのある制度なので、検討の上、試してみるのも良いかもしれません。