やすこふのお金の知恵袋

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ゼロで死ぬ!幸福を追求するライフプラン思考法

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

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FIRE(FInancial Independence , Retire Early)のような、労働に縛られ続けない人生の獲得はとても魅力的ですが、達成までの工程は、地味で忍耐のいる作業となります。

 

生活費の節約に努め、稼ぐために多くの時間を使い、得た収入の大半を株式等の投資に投下する。経済的自立を達成するためには、質素倹約であることが条件となり、リタイア後もその生活は続くのです。

 

最もエネルギーに溢れ、活動的なる20代~30代を「お金を貯めること」に費やした結果、老後に数億円もの資産を築いて死んでいくことが、本当に成功者の人生と言えるのかを考えてみてください。

 

もし、若いときにお金を払かけて「経験」という価値を満喫し手持ちの資金を使い切る頃に、無理なく人生の幕を閉じる(死を迎える)といような生き方ができれば、それは最適化された人生と言えるのではないでしょうか。

 

ここでは、「ゼロで死ぬ」という生き方について考えていきたいと思います。

 

 

 

 1. "今”と"未来”のリスクバランスを考える 

あなたは、何かを学んだり、家族で旅行にでかけたり、友人とおいしい食事を囲んでパーティーをしたり、社会貢献活動に参加するのに、どの程度のお金をかける勇気がありますか?

 お金がないからと言って先送りにしてしまっているとすれば、もし"今”、その「経験」を得ることができたとしたら、将来どれだけのリターンを得らるのかを想像してみましょう。

何ものにも代えがたい「経験」は、若いうちにこそ得ておきたいものではないでしょうか。

 一方で、収入の少ないうちに多額の資金を投入することは、老後資産の形成に不安を抱えることにも繋がります。

 

若い時の「経験」と老後の「安心」を天秤にかけ、"今”にどの程度のリスクを取ることができるのかをイメージするために、(あまり考えたくはないですが)人生の残りの時間も意識した資産形成について考えてみましょう。

 

1-1) 自分の推定死亡年数を想像する

下表は、世帯主の年齢別にみた1世帯当たりの平均貯蓄額を表しています。多くの人が70歳になるまで未来のためにお金を貯めていることがわかります。

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出典:国民生活基礎調査(厚生労働省)をもとに作成

 

70歳まで貯蓄を積み上げ、あと何年生きるのでしょうか。

日本の平均寿命は、女性87.45歳、男性81.41歳です。

20年(長くても30年)程度のために人生の殆どをかけて、貯蓄を積み上げる価値はあるのか、闇雲に不安にかられてお金を溜め込んでいないかを見つめ直してみましょう。

 

1-2)「長寿リスク」に対して対策を行う

思っていたより長く生きてしまい、資金が底をつくという「長寿リスク」も考えられます。日本の公的医療制度は非常に優れているので、あまり心配する必要はないですが、それでもリスクヘッジをしたいという方は、長寿年金保険に加入するという考え方もあります

 

【過去記事】
www.yasukofu.jp

 

太陽生命の「保険組曲Best 100歳時代年金」など、超長寿命への備えを前提とした「トンチン型年金」も各社商品を取り揃えているので、チェックしてみても良いかもしれません。

www.taiyo-seimei.co.jp

 

月々の保険料の支払いは、お金で得られる「経験」を失うリスクにも繋がるので、退職金等で得られるリタイア時のまとまった金額から一部購入し、85歳から終身で受け取れるようなプランはないのかなど、もう少しリサーチしてみたいと思います。

 

 

 2. 資産のピークを時間軸で決める

 

次に、どんな経験に資産を使うべきかを具体化してイメージしてみます。

 

2-1) 死ぬまでに実現したいことを時間軸で書き出す

まず、小さなことから大きな夢まで、人生で達成したい活動やイベント等のすべてを書き出してみましょう。

実現したい時期を10年区切りで分類すると、「経験」をするべき適切な時期が見えてきます

例えば、クルーズ船での旅行は老後も可能ですが、フルマラソンような経験は、足腰が強いうちに行うと高い成果が期待できるでしょう。

 

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2-2) 資産を減らすポイントを明確にする

リストを見ると、多くの方は、50~60歳頃までがアクティブに活動したいと思う限界値になっているのではないかと思います。

「経験」にお金を使うべき50~60歳を資産のピークとして、それ以降は資産を切り崩して生活することで、資産運用の最適化を狙うという目標が見えてくるでしょう。

 

2-3) 死ぬまでに必要なお金を計算する

ピーク時に残すべき資産を計算します。

例えば、50歳をピークとして、85歳に死を迎えると考えると、35年あります。

そのうち、生活費が年間約300万円(年金を勘案して十分な金額)程度であれば、ピーク時の資金を年率3%で運用することで生活費の目減りを緩やかにします。

 

この場合、資金が7,000万円あれば生活費を切り崩して35年以上を生活できることになります。

1年目は...

(資金:7,000万円 - 生活費:300万円)× 投資利益:3% = 6,901万円

その次の年は...

(資金:6,901万円 - 生活費:300万円)× 投資利益:3% = 6,799万円

その次の次の年は…

 といった感じで、運用益を得つつも、少しずつ資産が減っているのがわかります。

 

このように、死までの時間を想定することで、貯蓄をしすぎるという失敗をしないように定量的に検討しておきます。

 

 

 

 3. 子供への資産贈与は死ぬずっと前に与える

死ぬ間際に資産がゼロになると言うと、子供のために財産を残さないのか。と疑問に思う声もあると思います。

しかし、十分な資産を築いて悠々自適の生活も幕を閉じる頃、あなたの子供は高確率で高齢者の仲間入りを果たしていることは想像に難くありません。

 

60歳を過ぎた子供に対して資産を残すよりも、20代のやる気に満ち満ちた若者である子供に、早めに資産は贈与してしまうのが理想ではないでしょうか。

 あなたがそうだったように、子供が最もお金を必要としているのは、若い時なのです。

 

どれぐらいの資産を、いつ子供に贈与するかを事前に考え、自分が死ぬ前に実行しましょう。

 

 4. まとめ

ここまで、ゼロで死ぬまでのライフプランの組み立て方を見てきましたが、重要なのは考え方ではなく、生き方です。

お金を稼ぐことと、大切な経験とのバランスを、このライフプランの組み立てにより数値化し、漠然としていた人生への不安を解消するひとつの方策をご紹介しました。

これを期に、自分の時間を最適化する生き方を考えてみてはいかがでしょうか。