やすこふのお金の知恵袋

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【お金の不安を解消】老後に必要な資産について考えよう

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

 

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皆さんはお金についてどんな不安がありますか?

おそらく最大の不安は、老後働けなくなってからいくらあれば生きていけるのか?ということではないでしょうか。

特に、2019年に金融庁が発表した「老後2000万円問題」は、多くの方が関心をもち、自分の老後に不安を抱えることになったと思います。

しかし、本当に老後2000万円あれば安心なのか、2000万円を貯めることができなければ、死ぬ前にお金が底をついてしまうのかを具体的に調べている人は少ないのではないかと思います。

 

そこで今回は、老後に必要な資金の求め方について考えていきたいと思います。

それではよろしくお願いします。

 

 

老後2000万円問題の計算根拠

そもそも老後2000万円足りなくなると言われている根拠を見てみましょう。

下図は、定年後に年金収入に頼り、平均的な支出をしている高齢夫婦の家計支出です。

 

高齢夫婦無職世帯の一月の収入・支出

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出典:総務省 家計調査年報 平成29年(2017年)

 

この場合の年金収入は、おおよそ夫婦が共働きではなく、どちらかが専業主婦(主夫)をしており、家計の大黒柱は平均年収程度の会社員として一生を貫いた家庭がモデルとなります。

図の通り、平均的な高齢夫婦の支出に対して、平均的な収入がひと月55,000円程度不足しています。

この状態が95歳まで30年間続いたとすると、

55,000円不足/月 × 12か月 × 30年 ≒ 2,000万円不足

というざっくりとした計算からきています。

 

ここで疑問がたくさん浮かびませんか。

私たちが95歳でぱったり死ねる確率はどの程度なのか。一説によると、2007年生まれの日本人の2人に1人は107歳以上まで生きるという話もあります。

また、最近は共働きではない家庭も減っていますし、これからの時代に一生を会社員として過ごす人はどれだけいるのでしょうか

モデルケースの住居費はたったの14,000円となっていますが、おそらく区分所有マンションの共益費程度の支出でしょう。持ち家を持たずに賃貸マンションで暮らす高齢家庭もこれから多くなると思います。

 

「2000万円」の内訳を見てしまうと、自分の場合はどうなのかを計算しないと本当に必要な老後資金は見えてこないように思います。

 

自分の場合、老後の生活費はいくらかかるのか

自身の老後を想像して、いくらあれば安心して生活できるのかを考えてみましょう。

現在の支出を把握する

支出を把握する方法の一つとして、ライフプラン表を作成し、1年間の支出を算出する方法があります。

個人的には、月単位でかかる費用と年単位でかかる費用を思い起こしながら計算してみると思い出しやすかったです。

月単位でかかる費用は、ひと月分の家計簿をつけてみるとおおよそ把握できると思います。

ライフプラン表の作成イメージはこの記事でチェックしてみてください。

【過去記事】 

www.yasukofu.jp

 

②老後に必要な生活費を算出

ライフプラン表にローンの返済完了時期であるとか、クルーズ船で世界一周旅行するであるとか、大きな収支変動の目標値を書き込んであるとより具体化するでしょう。

現状夫婦2人の家庭であれば現状の生活費の9割程度、子供がいる家庭であれば現状の生活費の7割程度に減ることが多いようなので、時間のない方やざっくり計算してみたいという方は、その値で試算してみても良いと思います。

 

③老後に不足する金額を計算

②で算出した老後に必要な生活費から、老後一ヶ月間にもらえる年金をマイナスします。もらえる年金額を確認し、老後一ヶ月間に不足すると予測される老後資金を算出します。

年金額は、毎年誕生月になると送られてくるねんきん定期便で確認することができます。ねんきん定期便には、現時点で予定されている年金見込額が記載されているのでチェックしましょう。

ねんきん定期便をなくしてしまったという方は「ねんきんネット」に登録することで、ネット上で確認することもできます。ねんきんネットにアクセスするには、ねんきん定期便に書いてあるアクセスキーまたは、年金手帳に書いてある基礎年金番号が必要となります。

 

年金定期便は、現時点での国民年金、厚生年金の現時点の支払額に応じた見込額です。これから人生を変えようと考えている方や、まだ若くて年金の納付額が少ない方は、下記の計算方法を参考にしてください。ざっくりの年金額が予想できます。

 

国民年金の予想年金額の計算方法>

780,100円 × 保険料納付月/480 = (A)円

(A)円 ÷ 12 =   円 ・・・1か月あたりもらえる国民年金の目安

20歳から60歳まで国民年金を納付すれば、65歳から毎月65,000円を受け取ることができます。

 

<厚生年金の予想年金額の計算方法>

自分の平均年収    円 × 加入年数 × 0.005481 = (B)円

((A) + (B)) ÷ 12 =   円・・・1か月あたりでもらえる厚生年金

 

④100歳まで生きた場合に不足する金額を計算

65歳から95歳まで30年間生きるとして、30年分の不足分を計算します。

もし、もっと長生きしそうだとか、リスクを厳しめに設定したいという方は、それ以上で見積もってもよいと思います。

③ × 30 年

 

⑤退職金を勘案して実際に不足する金額を算出

会社員や公務員の方は、会社から退職金がでる方も少なくないと思います。大きなお金ですから、老後の生活費として補填しましょう。

④で求めた不足金額から年金額を差し引きます。

退職金の計算方法は、社内規定で決められている会社が多いと思います。計算方法が少し複雑だと思いますが、老後の生活にかかわる資金なので、一度計算してみてもよいと思います。

世の中の平均値では、公務員や大企業が2000万円、中小企業が1000万円程度と言われています。

④ - 年金額

 

⑥もしもの時の予備資金を加算

ここまで、老後に不足する金額を精査してきましたが、あくまで予想は予想ですし、ギリギリの金額です。

老後に災害にあったり、子供が借金を抱えたり、思いのほか長生きすることもあります。

そんな時の予備資金としてプラス1000万円程度を見込んでおくとよいのではないでしょうか。

⑤ + 1000万円

 

いかがでしたでしょうか。あなたの場合、老後に必要な金額はいくらになりましたか?

簡単におさらいすると、老後に必要な金額の計算方法は、

(今の生活費の1~3割 - 年金額) × 30年 - 退職金 + 1000万円

=老後に必要な金額

となります。

 

まとめ

 

  • 老後に必要な資金は「自分の場合」で考えることが大切
  • 年金額を計算して老後に必要な資金を見積しよう

 

将来のことは予想するのが難しいとはいえ、老後の安息を手に入れるためにはある程度根拠を持ってお金を貯めておく必要があると思います。

また、事前にチェックしておけば、不安に駆られて必要以上のお金をため込んでしまい、今を楽しむためにお金を使えないということもなくなるでしょう。

人生を効率よく楽しむためにも、老後資金について考えておくことをおすすめします。

 

リタイアが近づいている方の中には、老後資金が足りない!と焦ってしまった方もいると思います。

しかし、ここであきらめてしまうのは間違いです。

間に合わない場合も、0か100ではなく、30を50にする努力をするなど、気づいたときにあきらめずに努力することが大切だと思います。

今からでも遅くはありません。節約して生活をスリム化するなど、できることから始めましょう。