やすこふのお金の知恵袋

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【お金に強くなる!】お金は悪いもの?皆がお金の話をしない理由

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

 

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日本には、昔から「お金は汚いもの」「お金に執着するのは卑しい」といった偏見が根強くあります。

現在では多少偏見は薄れたものの、株式投資や不動産投資をしていると、汗も流さずお金が入ってくるようなケシカランことはやめなさいと、白い目で見てくる人達もいます。

そんな時、あなたは不安になって、お金の勉強を辞めてしまいたくはならないでしょうか?自信をもってお金の勉強は必要だと言えるでしょうか?

 

今日は、お金のもつ役割に着目することで、私たちがなぜ「お金」について語ることを嫌うのか、その理由を考えていきたいと思います。

それでは宜しくお願いします。

 

 

お金は道具 良いも悪いもない

結論から言ってしまえば、お金は道具でしかありません。

私たちの社会は貨幣経済ですが、生きていくためにある程度必要となる衣・食・住を満たすためには、モノやサービスをお金で買わないといけません。

道に落ちているものを着て、食べ物を誰かに恵んでもらい、橋の下で寝たりすれば、もしかしたら生きることはできるかもしれませんが、生きることが保証されるものではありません。

それに、日本においては、憲法第25条で「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と示されており、お金を稼ぐ能力がなくても、生活保護などでお金を受け取ることで、健康で文化的な生活をすることができます。

 

過去には、自分で育てたり、採ってきた物資を物々交換して生活する社会も存在したかもしれませんが、私たち人間は、貨幣という道具を発明することで、より高度な社会を築くことができました。

 

お金は長期間保管ができるので、不作の年に物々交換ができずに餓死する確率が減りました。

お金は持ち運びができるので、遠く離れた場所でも取引ができるようになりました。

お金には単位があるので、物の価値が数字で代替できる様になりました。

 

「お金」は道具なので、良いも悪いもありません。

ただし、使い方によっては人を傷つける事もできます。ハサミと同じです。

 

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なぜ、私たちはお金に執着し、時に嫌悪感を抱くことすらあるのでしょうか。

そのヒントは、私たちがお金を手に入れる方法にあるのではないかと私は思います。

 

お金を手に入れる6つの方法

私たちは、社会の様々な場面でお金を手に入れる機会があります。

人間のすることなので、良い入手方法も悪い入手方法もあるでしょう。

 

もらう

多くの人が人生で一番最初にお金を手にする方法は、「もらう」ことだと思います。

例えば、お小遣いとして親から毎月2,000円をもらったり、おつかいを頼まれて1,000円を預かったりしたことはありませんか?

私たちは、お金をもらい、使うことで、お金に少しづつ慣れていきます。

 

盗む

同じお金でも、親から直接手渡される2,000円と、親の財布から直接抜き取る2,000円はどうでしょうか。

お金の出どころは同じなのに、相手にお金を渡す意志があるかないかでお金に対する印象はだいぶ変わってきますよね。

「汚れたお金」などと言われますが、人の怒りや後悔などの負の思念がこびり付くようなケガレ表現も、日本においてお金が偏見の対象となる原因なのかもしれません。

 

稼ぐ

私たちが社会に出て、お金を手に入れる最も馴染みのある方法は「稼ぐ」ではないでしょうか。

会社員は会社の指示に従って、自分の時間を切り売りすることで給与を手にします。

売店のような自営業者も、一生懸命お客さんに物を売ることで売上を手にします。

汗水垂らして働くことは、とても大変で尊い行いですよね。

稼ぐことは、国民の三大義務である「勤労の義務」としても挙げられる重要な行為です。

 

借りる

お金に困ったら、お金を「借りる」ことで目的を解決することもできます。

例えば、住宅は高価で、よほどのお金持ちでない限り、若いうちに現金一括払いで手に入れることはできませんが、ローンを組めば、比較的多くの人が夢のマイホームを手に入れることができます。

この時、借り手は、将来利息をつけてお金を返す約束をすることで、今必要な物を手に入れることができます。

また、貸し手は、今余裕のあるお金を困っている人に貸すことで、将来利息がついたお金を手に入れることができます。

 

増やす

株式投資や不動産投資は、お金を「増やす」行為です。 

 

多くの人はあまり気づいていませんが、銀行へ預金することも一つの投資と言えます。

私たちが銀行へお金を預けると、銀行はそのお金を保管しておくだけではありません。ローンとして貸し出すことで、その利息で儲けます。

私たちは、銀行が利息で得た一部を配当として受け取っているのです。

現在の日本は、超低金利政策が続いているため、普通預金で受け取れる利息は0.001%程度と非常に低いので、投資という認識がないのも当然なのですが。

 

株式投資は、お金を企業に預ける行為です。

企業は、そのお金を元手にビジネスに必要なものを買ったり、従業員の給料を払ったりします。

そして、投資家は、配当や株価の値上がりという形で投資した企業が儲けたお金を受け取ります。

預金と違うのは、企業に預けたお金は帰ってこない可能性があるということです。投資はギャンブルと言われてしまう理由はそこにありますが、投資家は、元本割れするリスクを減らすために、投資する企業を徹底的に調べます。

「稼ぐ」が現実に汗水垂らして働く行為ならば、「増やす」は大事なお金を失うリスクにヒヤヒヤ脂汗をかく行為なのです。

 

創る

日本は、日本銀行券というお金を作って、市場に供給することができる通貨発行国です。 

今は量的緩和政策という、お金を大量に発行して、世界に日本銀行券をばらまく政策を長く続けていますが、これはお金の価値を下げることに繋がります。

売り買いする物が増えないのに、お金だけが増えれば、お金の価値は相対的に下がりそうですよね。

しかし、日本はそれでも物の値段がなかなか上がりません。増えた分の日本銀行券はどこに行ってしまったのでしょうか?

 

お金を「創る」仕組みは、私たちのもっと身の回りでも起こっています。

「増やす」の章で説明したように、銀行はお金を貸すことで収益を得る業態ですが、貸したお金を銀行に預ける行為が連続することで、見かけ上のお金が増えていきます。

 

 

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出回っている現物のお金が増えていないのに、銀行はネットワークを活用することでお金を作ることができるのです。

この仕組みを信用創造と呼びます。

 

金融の世界で、信用とは、借りたお金を返済する力のことを言います。

実際にはないお金が将来生み出されることを信じて、約束することで、お金は創造されるのです。

 

私たちがお金に嫌悪感を抱く理由

6つのお金の入手方法を並べてみて、私たちがお金に執着し、嫌悪感を抱く原因を探ってみましょう。

もらう  盗む  稼ぐ  借りる  増やす  創る

 

普通の権利を履き違えた人たち

「もらう」は、経済にとっては増えも減りもしない普通の行為に思えます。

お小遣いを例に上げましたが、社会レベルで言えば、生活保護障がい者手当などの社会保障も、私たちの納めた税金を「もらう」ことで成り立っています。

 

相模原障がい者施設殺傷事件(※)の動機は、障がい者はいないほうが良いとする差別思想でしたが、「障がい者は苦労もせずに社会保障を受け取っているが、健常な自分は苦労して働いてもほんの少しの給料しか受け取ることができない。だから障がい者はいないほうがよい」という間違った考え方が招いた悲惨な事件も起きています。

 (※)相模原障がい者施設殺傷事件:2016年 神奈川県相模原市にあった知的障がい者福祉施設津久井やまゆり園」で発生した大量殺人事件。元施設職員が施設に侵入して所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた。

 

しかし、社会保障を始めとする国の制度は、国民全員が健康で、文化的な生活を営むために保障される普通の権利です。

決して、自分の勝手な都合で国民全員で決めたルールを履き違えてはいけません。

 

お小遣いの例のように、「もらう」人も、考え方を履き違えると「盗む」に転じることがあります。

生活保護をもらっている人の中には、アルバイトや仕送り、株取引で実際には収入があるのに、それを申告せずに保護費を受け取っている不正受給者もいます。

このような不正受給者は、本当に生活保護を必要としている人よりも往々にして社会保障制度の仕組みを詳しく理解しています。

不正受給者を締め出すために制度を厳しくしてしまうと、本当に生活保護が必要な人にも保護費が回らなくなってしまう可能性もあり、非常に難しい問題となっています。

 

だからこそ、私たちはお金の勉強をすることで、悪いことをする人たちに立ち向かわなければならないのです。

 

理性や合理性を失った人たち

「借りる」は、貸し手も借り手もお金を増やし、目的を達成する両者がハッピーになれる仕組みに見えますが、利息が払えず自己破産する人もいることを考えると、どちらかが欲を出しすぎると破綻する行為にもなり得ます。

金利を課してお金の貸し借りをすることを禁止している宗教もあり、昔からもめ事の多い行為だったのでしょう。

 

「増やす」ことも、同様に、欲張りすぎると破綻する可能性があります。

一攫千金を狙って変動の激しいリスク資産に全財産をつぎ込む行為は、社会をより豊かにする企業への支援という投資の大義から外れ、自分勝手なギャンブル行為になるでしょう。

 

貨幣経済における市場は、理性が求められます。

合理的な判断力をもった売り手と買い手が参加しないと市場はうまく機能しません。

何事も適切なバランスが大切です。

バランスが保たれれば、「借りる」「増やす」「稼ぐ」と同様に経済を大きくし、社会を豊かにする原動力となります。

 

私たちは、知らないことに嫌悪する前に、経済の仕組みを正しく理解する必要があるのではないでしょうか。

 

格差社会に乗り遅れる人たち

「借りる」「増やす」は、適切に運用されればお金の複利効果を利用して大きなリターンを獲得する事ができます。

また、銀行の「創る」力により、その富は次第に増大します。

 

これらのお金をぐるぐる回す仕組みによって、世界中の貧富の格差が広がっていることはご存知でしょうか。

フランスの経済学者であるトマ・ピケティは、著書「21世紀の資本論」の中で、経済全体の成長よりも、投資で儲かるペースのほうが早いと分析しています。

つまり、資本主義社会においては、給料をもらって稼いでいる人と投資で儲けている人の収入の格差はどんどん広がっていくということです。

 

経済的な格差が広がれば広がるほど、お金持ちに不満を抱く人は増えると思います。

しかし、格差が広がることをただ不平不満を言っているだけでは、何の解決にもなりません

私たちは、格差社会に乗り遅れないように、お金の勉強をしなければならないのです。

 

まとめ

 

  • お金はの役割はただの道具。良いも悪いもない
  • お金は、もらう、盗む、稼ぐ、借りる、増やす、創ることで手に入れることができる
  • お金について勉強して、不正や格差に負けない人になろう

 

お金を手に入れる方法は稼ぐことに限りません。

世の中には、お金を手に入れる方法がたくさん用意されており、私たちは自分の意志で選択しながら、お金を手にし、使い、経済を回しています。

このような貨幣経済では、お金についてたくさん知っている人の方が、知らない人よりも多くのお金を手にし、合理的に生きることができる可能性が高いです。

 

社会人の方は、学生時代を思い出してください。

勉強していない人よりも勉強した人の方が、テストの点が良いのは当然ですよね。

それは、我々の生きる社会でも同じです。

 

お金の勉強は義務教育ではないので、その格差がより大きなものとなっているのは仕方がないことなのかもしれません。

しかし、仕方がないからと言って泣き寝入りする必要はありません。勉強すれば良いのです。幸い、身につけるべきお金の知識はそんなに難しいものではありません

少し勉強すれば、世の中の不平等に負けないマネーリテラシーを手に入れられます。

これからも一緒にお金について勉強していきましょう!