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投資信託とETFの違いを徹底比較!結局どちらを買えばいいの?

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

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つみたてNISAで投資信託に慣れてきた初心投資家は、ETFにも興味を持ってきた頃かと思いますが、皆さんは、ETFという言葉はご存知でしょうか。

知っていても、投資信託と似たような商品が多くて違いがよくわからないという人も多いと思います。

本日は、投資信託ETFは結局どちらを買えばいいの?と悩んでいる方のために、その違いや特徴をわかりやすくまとめてみたいと思います。

それでは宜しくお願いします。

 

ETFとは何か?

ETF=上場投資信託

ETFは、Exchange Traded Fundの頭文字をとった言葉で、直訳するとわかりやすいのですが、証券取引所で取引される投資信託のことです。

中身は投資信託と同じですが、上場しているので市場で自由に売買することができます。

 

投資信託については、下記の記事でも触れていますので、合わせて読んでいただけると理解がしやすいと思います。

【過去記事】

www.yasukofu.jp

 

投資信託ETFの違い

市場で自由に売買できるというETFの特徴により、投資信託とは下図のような違いがあります。

 

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ETF投資信託の違い

 

ETFは、上場をしているため、取引時間中はリアルタイムで価格が変動している様子を確認できます。

よって、成行注文、指値注文等により、ほぼ自分の希望した価格で売買することができます。

 

一方、投資信託は、1日1回算出される基準価格(=投資信託の値段)に対して決まります。

売買の際、注文日と約定日(売買が成立した日)にはズレが生じるため、微妙な価格差で利益を狙う短期での売買には向いていません。

 

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これは、私の投資信託(つみたてNISA)の注文履歴ですが、注文日は2021年6月1日、約定日は2021年6月2日となっており、1日のズレが生じていることがわかります。

 

ETFのメリット

ETFは、米国で1993年に生まれた比較的新しい商品ですが、市場規模はどんどん拡大し、人気化しています。

その背景には、投資家にとって魅力的なメリットがあるからだと思います。

 

品揃えが多い

投資信託は日本国内で販売されている商品の購入しかできませんが、ETFは海外の市場に上場している商品を購入することができます

人気のVYMやSPYDといった米国高配当ETFなど、ETFでしか買えない商品もあり、数としてはETFが圧倒的に多いです。

 

特に、アメリカのETF市場は2021年4月には、6兆ドル(運用本数:2332本)を超えており、日本の5,400億ドル(運用本数:201本)の10倍を超える市場規模となっています。(注:下図は2018年末時点)

 

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引用元:東洋経済オンライン

 

価格がリアルタイムで変動

リアルタイムで取引が可能なメリットは、暴落が起きたタイミングなどに素早く売買できることです。

コロナショックのように連日大幅安となるような相場になった時、投資信託では急いで売りに出しても即時売買の約定はできません。

 

ただ、インデックス長期投資法を実践している投資家は、暴落のときこそ愚直に積み立て投資を行うことで、後々の大きな利益獲得につなげるチャンスとなるため、リアルタイム取引ができることはあまりメリットではないかもしれません。

 

手数料が安い

ETFは、銀行や証券会社の窓口を通さずに市場で直接売買するため、販売会社への報酬が不要な分、コストが抑えられています。

さらに、投資信託には、「隠れコスト」と言われる分かりにくい手数料加算があり、ETFのほうが透明性が高いという意見もあります。

隠れコストとは、運用管理費用以外に引かれる費用・手数料のことで、運用報告書でしか確認することができず、表立って現れない数字のため、「隠れ」と言われています。

 

ただし、つみたてNISAの開始以降、投資信託の価格競争が加速し、投資信託の手数料がかなり抑えられたため、大きなメリットではなくなっています。

 

ETFのデメリット

 ETFは、投資初心者にとっては少し扱いにくいデメリットもあります。

 

税金がかかって不利

ETFは、分配金がもらえるものが多いです。

分配金とは、投資信託の収益の一部から投資家に還元されるお金のことで、株式の配当金のようなイメージです。

分配金は、受け取ると約20%の税金がかかるため、受け取ったお金をそのまま再投資したい投資家にはもったいないコストと言えます。

 

一方で、投資信託は分配金の出ないものが多く(分配金があるものはおすすめしません)、実質税金がかからず再投資ができます。

運用年数が長くなるほど税金のコストは大きく影響するため、投資信託の方が超長期保有で資産を増やすには効果的と言えます。

 

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しかし、目に見える成果があることで投資を続けられるという心理的な側面もあると思います。

分配金は、一定期間ごとに現金が振り込まれるため、心理的には非常に嬉しい成果です。

分配金を再投資せずにご褒美として欲しい物を買うなど、積み立て投資を継続するモチベーションを保つ手段としてETFを使うのも良いと思います。

将来のためにひたすらお金を出し続けるのは大変ですからね。
 

また、ETFはつみたてNISAでは購入できません。

約20%の税金がかからない非課税制度のメリットは絶大なので、つみたてNISAで投資信託を満額利用した後に、ETF購入の検討をすることをおすすめします。

【過去記事】

www.yasukofu.jp

 

積立設定ができない(証券会社が限られる)

ETFでは、つみたてNISA等で投資信託では当たり前にできる積立設定はできません

積み立てをしようと思うと、相場の変動に関わらず、決めた通りに自分で買い注文をする必要があります。

 

先程も触れた通り、インデックス長期投資法は愚直に積み立て投資を行うことが大切です。

自分で買い注文をしていると、大暴落が起きた時にもう少し注文を遅らせようとタイミングを図ってしまうなど、感情に流されてしまい、投資を諦めてしまうことにも繋がりかねません。

 

米国ETFは税金手続きが面倒

米国ETF保有している場合、株式から出る配当に対して米国で10%の課税がされます。課税された分配金に対して、さらに国内でも約20%の課税がされるため、二重課税が起こります。

 

 

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引用元:楽天証券HP

 

これを解消するために確定申告を行い、国税額控除により米国での課税分を取り戻すのですが、確定申告の必要がない会社員の方などは、これだけのために確定申告を行うのは少し面倒だと思います。

 

ただし、外国に投資する国内ETFの場合は、二重課税の調整(外国で引かれた分の税金が国内の所得税から控除)がされるようになったため、国内ETFであれば、二重課税のデメリットは自動的に解消されます。

これは便利で嬉しい制度ですね。

 

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引用元:楽天証券HP

 

まとめ

 

  • ETFは品揃えが多く、株式と同じようにリアルタイムで取引が可能
  • 分配金がもらえるが、その分課税される
  • 積立設定や課税処理が若干面倒

 

このようにメリット、デメリットを並べてみると、基本的には、投資初心者は投資信託の購入で十分のように思います。

投資に慣れてきて、高配当の商品を購入したり、分配金を受け取りたいといった場合には、次のステップとしてETFの選択をすると良いでしょう。

分配金は複利の効果が効きにくくなりますが、投資へのモチベーションを継続するためにも、ETFを購入して不労所得を味わうという選択もありだと思います。