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世界に投資してリスク低減!インデックス投資の分散効果をやさしく解説

どうも。やすこふです。

3人家族のパパとして家計を支えながらゆるーく経済的自立を目指しています。

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投資においては、資産を分散することでリスクをコントロールすることが大切です。

しかし、自分の知っている企業や、好きな商品、株主優待を出している銘柄など、投資初心者は一定の銘柄やセクターに気づかないうちに集中投資してしまいがちです。

今回は、リスクとリターンの関係、分散投資の有効性について学ぶことで、全世界に分散投資が可能なインデックス長期投資法の凄さについて確認していこうと思います。

最後にはおすすめのインデックス・ファンドも紹介します。

それではよろしくお願いします。

 

 

リスクとは「利益の振れ幅」である

「リスクが高い」と言われると「危険性が大きい」「危ない」というように聞こえてしまいますが、投資で使われるリスクは、少し意味の捉え方が違います。

リスクとリターンの関係

リスクは、金融の世界では「利益の振れ幅」と捉えると良いと思います。

つまり、リスクの高いものは、大きく損をする可能性がある一方で、大きく利益を出せる可能性もあります。

リスクの低いものは、大きく資産を失う可能性は少ないですが、逆に大きな利益は期待できません。

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一般には、株式は日々の価格変動が激しいハイリスク・ハイリターンの資産、預貯金は価格変動の動きの少ないローリスク・ローリターンの資産と言われます。

リスクバランスに注意して投資することで、いつの間にか自身の許容値を超える投資をしていたというような失敗がないように資産管理をすることが重要です。

 

現金主義の注意点

リスクを負いたくないから預貯金のみで生活すると決めている方は、選択肢としてはそれも良いと思いますが、世界経済の歴史について知った上で選択するべきだと思います。

 下図は、1801年に1ドルを投資した場合、200年間で各資産クラスで利益がどのように変化しているかを示したものです。

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Jeremy Siegel『Stocks for the Long Run』より

  

株式に投資した1ドルは200年後に70万ドル(70万倍)になったのに対して、現金は0.05ドルと価値が20分の1に減っています。

これは、20年前に100円だった物が、200年経つと2000円払わないと買えないということで、主にインフラにより物の値段が上がったことが原因ですが、お金の価値が下がったと言うこともできます。

 

各国の中央銀行が期待インフレ率2%を目標に金融政策を行なっている事を考えると、今後も現金の価値は縮小傾向にあると考えられます。

この経済の仕組みを理解した上で、預貯金のみを投資対象とすることに対するリスクも頭の片隅に置いておきたいところです。

 

当然、リスクの考え方は人それぞれで違うので、下記の記事を参考に自分のリスク許容度についても考えてみるとよいと思います。

【過去記事】 

www.yasukofu.jp

 

分散投資がリスクを抑えることに繋がる理由

分散効果とは、値動きの違う投資対象を組み合わせることで、リスクを下げることができる効果のことです。

投資による成果は、日々の値動きを見て一喜一憂するようなスイングトレードで利益を上げる印象が強いですが、銘柄選択や投資タイミングよりも、資産配分を考えることの方が重要です。

 

分散効果の地味なすごさ 

期待リターンとリスクという2つの属性による分散効果は、米国のマーコウウィッツの提唱した「平均分散アプローチ」で解明されています。難しい理屈はここでは省略しますが、これにより、パーセンテージでリスクが定量化できるようになりました。

たとえば、日本の公的年金を運用しているGPIFでは、国内外の株式・債券の期待リターン、リスクを下表のように見込んでいます。

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年金積立金管理運用独立行政法人『基本ポートフォリオの考え方』より

 

株式はリスクが高く(ハイリスク)、期待リーターンも高い(ハイリターン)ということが、数値によって確認できると思います。

 

期待リターンは期待される利益の平均値、リスクは期待値の振れ幅なので、異なる資産クラスに分散投資することは、期待リターンを維持しながら、リスクだけを下げることに繋がります。

期待リターン5%の銘柄を1銘柄買うよりも、10銘柄買ったほうがリスクを抑えられるというわけです。

これが、分散投資が推奨される理由なのです。

 

分散効果を得る資産配分の決め方

分散効果は、異なる値動きをする資産に分けて投資することで得られる効果なので、同じような銘柄に投資してしまうとあまり意味がありません。

では、どのような銘柄に投資すればよいのでしょうか。

 ここでは、資産配分を決める方法のひとつを紹介したいと思います。

 

世界市場ポートフォリオを活用した分散投資

世界市場ポートフォリオとは、世界の株式をまるごと買ってしまおうという考え方で、世界各国の株式時価総額と同じ比率で分散投資します。

これは、「効率的市場仮説」による市場価格はすべての投資家の知識と期待を反映しているという理論に合わせた投資法で、要するに、世界中の投資家の平均値に合わせて分散投資をすることで、それなりの利益が得られるだろうという考え方です。

 

構成比率の調べ方は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」のような世界各国の株式で構成される株価指数の構成比率を見ることで確認できます。

 

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eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書より

 

現在は、先進国株 88% : 新興国株 12%程度になっています。

 

そこで、簡単にあらゆる国の株式に分散投資できるインデックス・ファンドをおすすめしています。

インデックス・ファンドは、ある指数に連動するように設計された投資信託なので、一つ買っておけば、複数の企業に投資することが可能です。

 

インデックス長期投資法おすすめ投資信託

手っ取り早く、全世界市場ポートフォリオ通りに値動きをする投資信託分散投資したい!という方は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス等に連動する投資信託一択で良いと思います。

 

◆2021年6月時点でのオススメ投資信託

【全世界株式】

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(管理費(信託報酬):0.1102%)

 

インデックス長期投資法おすすめ投資信託2

全世界市場ポートフォリオベンチマークに、自分なりにアレンジしたポートフォリオを組みたいという方は、例えば、日本、先進国、新興国というように投資信託を分けて投資してみてはいかがでしょうか。

 

◆2021年6月時点でのオススメ投資信託

日本株式】

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)(管理費用(信託報酬):0.154%)

【先進国株式】

eMAXIS Slim先進国株式インデックス(管理費用(信託報酬):0.1023%)

※投資対象は日本が除かれているものを選択しましょう

新興国株式】

SBI・新興国株インデックス・ファンド(管理費用(信託報酬):0.176%)

 

インデックス・ファンドはなるべく管理費用の安い商品を選択して、投資にかかるコストを削減しましょう。

 

まとめ

 

  • 現金だけではなく、あらゆる資産クラスに分散投資をすることで利益を最適化しよう
  • 分散投資により、期待リターンを維持しながらリスクを下げよう

 

インデックス長期投資法は、短期で大幅な利益は得られませんが、じっくり時間をかけて比較的安全に利益を狙う投資法です。

老後の資金や子供の教育費など、今すぐには必要ないけれどコツコツと増やしていきたい資産形成のアイデアの一つとして活用してみてはいかがでしょうか。

 

インデックス長期投資法の体験談、心得についても記事にしています。

興味を持った方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

【過去記事】

www.yasukofu.jp