やすこふのお金の知恵袋

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いま資産運用を考えなければ、貧乏になると思う理由

アメリカの若者の間で投資がブームになっているらしい。日本でも証券口座の開設者数が過去最高を更新しているようだ。COVID-19の感染拡大により在宅勤務が急速に取り入れられる中で「空いた時間で資産運用でもしてみようかな?」と思う人が世界的に増えているのではないか。仕事中に資産運用をするのが正解かどうかは別として、今このタイミングで投資をしているかしていないかは、イコール将来金持ちになるか貧乏になるかの分岐点と言っても過言ではないと僕は思っている。元本割れするリスクのある投資なんて怖いとか、こんな不景気に投資なんて危ないと思っている人は、せめて金融リテラシーに関する知識を身につけてからそう言うべきだと思う。その上で「投資はしない」と結論づけたのであればそれで良い。

何故そんなことを言うかといえば、お金は全部銀行に預けておけば安心と考えている人が多すぎるように思うからだ。第二次安倍政権発足以降、もっと前からかもしれないが、日本は物価上昇率2.0%を目指して経済政策がなされている。これはつまり、今年100円で買えたものが来年102円で売られるようになることを国は目指しているということだ。対して銀行に100円預けておいたら来年いくらになるだろう?銀行金利はおよそ0.001%と低水準のため100円は100円のままだろう。これだけだと大した差はないように思うが、これが10年続くと100円の商品は122円になり、銀行のお金は101円程度。つまり銀行に大切に預けておいたお金は、年を減れば減るほど指数関数的に価値をなくしていくということだ。こう考えると貯金のリスクを感じないだろうか。

バブルの頃の銀行金利は7%程度と100円預ければ次の年には107円、10年もすれば倍近くになっていた。しかもノーリスクで。この頃の思い出に浸り30年近く日本人は貯金大好きで、貯金することが倹約家の代名詞のように扱われてきた。投資はギャンブルだと未だに思っている人までいる(やり方によってはギャンブルにもなるので要注意)。

さらに現在、COVID-19の感染拡大により世界各国は経済政策として紙幣が大量に発行している。これは、経済を刺激して景気を回復させるためだが、同時に個人の経済格差が拡大するということも理解すべきだろう。政策の手法としては、紙幣を大量に流通させることで貸付金利を下げ、企業がお金を借りやすくすることで個人にまでお金を行き渡らせるということだが、ここで注意すべきなのは、大量の紙幣は一旦企業の財布に入っていくということ、そして企業の資産価値を高める原資になるというだ。つまり、会社を持っている起業家や株主、投資家の資産が爆増することになるのだ。サラリーで生活している私達は、投資家が持つ資産の分け前を貰えるかどうか(不景気なのに給料が増えるかどうか)、不安と戦いながら不景気を渡り歩くこととなるだろう。金持ちになるか貧乏になるかの分岐点と言ったのはそういうことだ。

ここで我々は、お金持ちばかりお金をもらってずるい!と嘆いているだけではいけない。資本主義経済のシステムを理解し、この金融相場を乗りこなさなければならない。「お金」と聞いて、なんだか悪い事を言われているような印象をもった人は、まずはお金に対する意識を変える知識を得ることから始めるべきだろう。お金はただのモノだ。良くも悪くも扱い方次第。

 

 

「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密/高井浩章著」は、著者が自分の娘に金融リテラシーを伝えるために書いた本なので、非常にわかりやすくお金の基礎知識についてまとめられている。子供だけでなくお金に偏見のある大人にも理解しやすい本だと思う。

今は自分で資産運用をしなければ気付かないうちに貧乏になってしまうような個人の自己防衛能力が試される時代だ。その反面、正しい知識を得られれば確実に資本主義経済の恩恵を授かることができる。そして、多くの人が気づかないだけで、国は恩恵を授かる人が増えるように様々な制度で支援してくれてもいる。

今後少しづつ資産運用についても触れていきたいと思う。