やすこふのお金の知恵袋

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大企業への就職は投資元本獲得のための低リスク資産形成法

正社員として給与収入を得ることが安定した人生を送るのに最適の方法か?僕が将来の進路に悩んでいた当時、よく親から「良い大学に入って大企業に入社するのが一番だ」と言われたのを思い出す。最近、多くの書籍でそれは間違った考え方であるという論調が繰り広げられているが、僕は大企業に就職することが必ずしも間違った道ではないと思っている。確かに、大企業に入社して会社員平均を上回る年収を得て、終身雇用前提で働き続ける事が安定かと言われれば、そうではない時代になっている事は確かだろう。企業のリストラに対するハードルも低くなっているし、大企業が経営破綻に陥るケースも少なからず見受けられる。

 

そもそも、大企業への就職が安定を得られる方法だと僕たちの親世代が考えるのはなぜだろう。それは1986年〜1991年に起きた、あのバブル景気が大きく起因している事に皆さんは気付いているだろうか?当時の日本は、地価や株価が見る見るうちに上昇し、日経平均株価は38,957円の史上最高値を記録した。ハイパーインフレが起こる中、当時の池田内閣は国民所得倍増計画と銘打って10年間で国民総生産を倍増させる政策を発表した。この政策は日本企業の新卒一括採用による終身雇用、年功序列型の昇進体系にベストフィットした。身を粉にして、働いていればいつかは昇進し給料が上がる。ジャパン・アズ・ナンバーワン。日本の一人あたりGDPが世界一であった時代の経営モデルだ。それから30年、この経営モデルはバブル崩壊とともに破綻したが、日本社会は未だに当時の栄光を忘れられず、大企業への永久就職=約束された人生の思考が蔓延している。多くの書籍で語られる日本型経営への批判はこれに対してであろう。

 

それでも大企業への就職を目指すのがあながち間違ってはいないと言ったのは、資産形成のプロセスにおけるメリットを考えての事だ。人生における目標を達成しようとした時、多くの場合でお金が必要になってくる。事業を成功させるためにも、やりたい事をやる時間を生み出すためにも、欲しい物を手に入れるためにも。親から受け継いだ資産などがあれば資金繰りに悩まされる心配はないが、目標達成のための元本が無ければ一歩目を踏み出す事はできない。元本は成功の種だ。僕はその種を手っ取り早く、最もローリスクに手に入れられる方法が大企業への就職だと考えている。自分の労働力を売って夢を達成するための資金(元本)を得るのだ。なるべく元本は多い方がいいし、早く増やしたいから給料のいい大企業が理想的だ。でもそこに甘んじてしまっては、せっかくこれまで苦労して勉強してきた成果は報われない。企業に切られた場合に働き先がなくなるリスクが増すだけだ。リスクが増加する前に自分だけで生きていくリスク回避策を見つけたい。副業をして収入を増やすのか、事業を起こして役員報酬を得るのか、株式や不動産に投資してインカムゲインを得るのか、その可能性を広げるための元手となる資金にするのだ。仕事に一生懸命取り組み、自社の未来について考えることも大切だけれど、もっと大切なのは、自分や家族の未来を守る事だ。これからは自分を守る為のキャリアプランが求められる時代なのだ。皆さん、頑張りましょう。本当の安定を手に入れる為に。